よくある質問
絶対に透析になりたくないのですが、どうすれば良いでしょうか。
担当医を決め、定期的に医療機関を受診、服薬しながら食事制限を徹底しましょう。
残念ながら絶対に透析を回避できる方法がある訳ではありませんが、非常に徹底した食事制限を行い、10年以上ぎりぎりの腎機能を保ちながら生活なされている方もいらっしゃいます。
血液透析(HD)と腹膜透析(PD)、どちらを選べばいいでしょうか。
一概にどちらが優れているという訳ではありません。 それぞれライフスタイルに合った治療を選んでいきましょう。
透析を始める前に手術が必要と聞いて不安です。
確かに手術は必要になります。また見た目も変わってしまうため不安が多いのは当たり前のことです。 ただし、それぞれ大きな手術ではありませんのでご心配はなさらないでください。 血液透析の場合は、透析を行うために血管をさす場所を作ります。動脈と静脈をつなぎ合わせて、 血液の取り出し口(シャント)をつくる手術や動脈表在化といって動脈を表面にうつす手術を行います。 ともに局所麻酔で行えます。 腹膜透析の場合は、腹部にカテーテルという細いチューブを埋め込む手術をします。 おおむね全身麻酔で手術を行っています。
透析を始めた後の生活が想像できません。
腹膜透析/血液透析ともに日常生活を続けられますが、それぞれやや日常生活に制限が出現します。 血液透析を始められる場合は、ほとんどの方が週1〜3回透析施設にて透析を受けることになります。
透析を始めた後の生活が想像できません。
腹膜透析/血液透析ともに日常生活を続けられますが、それぞれやや日常生活に制限が出現します。 血液透析を始められる場合は、ほとんどの方が週1〜3回透析施設にて透析を受けることになります。 ①日中透析の方 透析が無い日はいつも通りの日常生活になります。透析がある日は朝食を取る/家事をするなど行った後に施設に赴き、 透析室にて透析を受けます。透析が終わりましたらそこから仕事にいく、家に帰る等日常生活に戻ります。 透析を受ける時間だけ日常生活から離れる感じとなりますが、日中時間を割かなければいけないためやや生活に制限が 設けられます。 ②夜間透析の方 多くの方が日中は今まで通り仕事をして、仕事帰りに透析に寄って家に帰るスタイルを取られております。 透析が無かった時と比べ、夜の時間がなくなる不自由はありますが、比較的日常生活で使える時間は保たれます。 当クリニックの技師長曰く「ちょっと長いトイレに寄ってもらうだけ、というスタイルが理想」だそうです。 腹膜透析を始められる場合は、基本的に在宅治療が主になりますので施設に通う回数は月に1度程度となります。 ①CAPDの方 日中数回(1回30分程度)の透析液交換が必要になりますが、自分のライフスタイルにあったスケジュールを 設定できます。職場の理解を得られれば職場での交換も可能です。 ②APDの方 就寝中に機械を用いて腹膜透析を行います。生活制限はほとんど無い状態になりますが、 透析量に限界があることや機器の習熟等いくつかの問題点も存在します。 当院では特に在宅血液透析という自宅で血液透析を行う方法も行っております。ご興味がある方はお尋ね下さい。
透析を開始すると食事制限がなくなるって聞きましたが?
透析を開始しても食事制限は必要になります。 特に血液透析ではリンやカリウムの制限が必要で野菜や果物の制限が必要になってしまいます。 タンパク質については透析方法にも寄りますがある程度摂取したほうが良い場合が多いです。 腹膜透析はエネルギーとタンパク質の制限が必要になってしまいます。カリウムやリンの制限は比較的緩くなっています。
透析はお金がかかるのではと心配しています。
医療保険ならびに公費負担医療制度を受けることが出来ます。 「特定疾病療養受領証」と「身体障害者手帳」の取得手続きが必要になりますが、医療費の自己負担はほとんどありません。
液透析(HD)と腹膜透析(PD)、途中で治療を変えることはできますか?
もちろん可能ですが、病気の種類や状態により血液透析から腹膜透析に移行するのは困難なことがあります。
高齢者でもできますか。
様々な条件はありますが、高齢者でも透析可能です。 年齢のみを理由に透析を行わないといったことはございません。 とくに元気な高齢者の方には積極的に透析を導入し、趣味や仕事など積極的に続けていらっしゃる方も多いです。
入浴はできますか。
入浴可能です。ご心配ありません。ただし、状態に寄っては困難なことがありますので主治医にお問い合わせ下さい。
旅行はできますか。
もちろんほとんどの場所へ旅行可能です。 準備は必要ですが海外旅行にいかれる方もたくさんいらっしゃいます。 ただし、一部透析不可能な環境がございますのであらかじめご確認下さい。
外見は大きく変化してしまうのでしょうか。
残念ながら外見はある程度変化してしまいます。血液透析の方は腕に、腹膜透析の方はお腹に、それぞれ今までに 無かった外見の変化が現れてしまいます。ただし、それぞれ目立たないような服装等、日常生活では大きな支障が ないよう工夫することができます。
性交渉に影響はありますでしょうか?
透析自体の影響はほとんどありません。 ただし、元になった病気により異なるため主治医の先生と相談し対応していきましょう。
妊娠することは可能ですか。
可能です。 ただし、女性の場合には腎臓病などによりホルモンバランスが崩れ困難を伴う場合がございます。 主治医と十分に話し合うことが大切です。
スポーツはできますか?
一部ダイビングなど特殊なスポーツをのぞきほとんどのスポーツをすることが可能です。
最近よくオンラインHDFという単語を聞きますが、これは何ですか?
HDFとは、血液透析にろ過を加えた治療法です。HDFでも、オフラインHDFとオンラインHDFという方法があります。オフラインHDFは瓶や補液バックに入った薬剤を補液として使用するので、ろ過するために足される補液量は少なくなります。一方、オンラインHDFは透析液をそのまま補液として使用するため、ろ過するために足される補液量が多くなります。そのためオンラインHDFのほうがより多くのろ過をかけることができ、より多くの老廃物を取り除くことができます。
一般的に言われるオンラインHDFの利点は以下の通りです。
・かゆみやライラの減少
・心臓への負担が少なく、血圧の低い方に有効
・レストレスレッグ症候群の改善(尿毒素蓄積による透析合併症)
・食欲の改善
・不眠の改善
・貧血の改善
・透析アミロイドーシス症の改善
・ADLの向上
・生命予後の改善
何時まで透析を受け付けてもらえるのですか?
24時までに透析が終了する時間にきて頂ければ大丈夫です。 例えば、4時間透析の方であれば20時受付(準備もあるのでもう少し早く来て頂けると助かりますが)まで大丈夫です。
椅子に座っての透析が心配です。
ずっとベットで透析されていた方は確かに不安かもしれませんがご心配いりません。 ゆったりとした作りになっておりますのでいすを調節することで横になって透析を受けることも可能です。 また、透析方法の検討や調節で比較的楽に透析を受けられるようになることがほとんどで、座ったまま透析を行い テレビやDVDを見たり本を読んだりできるようになる場合が多くなっております。
テレビは有料ですか?
無料です。DVDを持ってきて頂ければそれを見ることも可能です。
駐車場はありますか?
ありますが、台数が限られており事前にご相談頂けると幸いです。
透析中に、急に体調が悪くなった場合はどうなるのでしょうか
初期診断を当クリニックにて行い、必要がある場合は速やかに連携病院へ搬送致します。
在宅透析って誰でも出来るのですか。
誰でもという訳にはいきません。介助者にいて頂ければならず、また自分で針を刺し機器を調節できるように ならなければいけません。 ただし、思っている以上に出来るもので最初は無理だと思っていても多くの方が可能になるようです。 ご興味がある方はぜひご相談下さい。